このページは、HTMLもタグも知らない親父が、インターネットとかIT革命なんぞと 世間は騒いでるが、自分でホームページを作ってみれば分かり易いんじゃないのと、 軽い気持ちで始めてしまって以来、今日までの悪戦苦闘の物語を日記風に書いています。 小学校4年の夏休みで挫折して以来、日記なんて書いたことのない私ですので いつまで続くか分かりませんが、これからホームページを作ろうかなと思ってる 特に中高年の方の参考になれば幸いと存じます。 (私こと迫田満和、52歳、視力1.0老眼、妻と1女1男、孫1人、PC歴4年=仕事用) [うちのPC:96年 6月〜FUJITSU FMV-SP15(WIN95)       99年11月〜SHARP MEBIUS PC-PN15(WIN98)これで作りました]
  2000年4月中旬  マイドメイン(.com)を取る マイドメインには前から興味があった。私が加入しているJustNetにも個人会員用の 無料サーバーはあったけど、容量が小さいし個人ページのURLがやたら長いのが気に 入らない。/ が幾つもと ~(最近、チルダと呼ぶらしい事を知った)やら、 会社の顔になるのだから覚えてもらいやすく、そして世界が相手だから.com にしたい。 (ええかっこしの癖が抜けてない) 去年からインターネットでインターQのマイドメイン無料登録の広告が目について いたけど、よく見るとホームページをアップしないと保管料が年間2万円かかるとの事。 う〜む、迷ってるところに今年になってJustNetがマイドメインサービスを始めた。 25MBで月3500円、これは安い!と(最近他のブロバイダーでもっと安い所もある) 早速申し込んでドメイン名の検索、(世界的に管理されてて英語の検索エンジンでした。) 残念ながら、trombone は先客がいてだめ、trombone's cafe も ' が記号なのでだめ、 trombonecoffee はOKでした。 これまでの所、世界中でこの名前のコーヒー屋はうちだけみたいです。 ちなみに3文字の.com はどのような組み合わせでも完売だそうです。 やっぱり商標屋というか、ドメイン屋がいるみたいですね。高く売り付けるんでしょうか。
5月12日  ホームページを自分でつくぞと周りに宣言、それも5月中にと期限を切る .com を取って約一ヶ月、大仕事の予感から何とか避けよう、誰かやる奴おらんか、 等と切羽詰まらないとやらない癖のため、PCの前に座ろうとしない自分に嫌になる。 有言実行のため、妻子、友人、取引先などに宣言。
  5月13日〜15日  FrontPageExpressと、一太郎10のマニアル本を買う MEBIUS にソフトは入ってないかなと検索したらFrontPageExpress があったのと、 以前のFMV の時からワープロソフトは一太郎を使っていて、バージョン10のホームページ 作成機能に期待してマニアル本を購入。 「FrontPageExpress・はじめてのホームページ」と、一太郎10のすべて。 2日間かけて熟読、う〜む、さっぱりわからん。やっぱり私は初心者マーク! JustNetからのマイドメイン登録通知書の中の説明で、FTPソフトが「INTERNET MAGAZINE」 の付録CDROMに付いてるというのでそれも買う。 これまでこのような月刊誌を買ったことないし、いよいよ分からないけど、WS_FTPを インストールする。サーバーにアップロードするのに必要であるらしい。
  5月18日〜  取りだめていた写真をスキャナーでPCに取り込む 本に書いてあるところによると、ページに載せる材料を揃えろとある。 とりあえず店の写真は色々あったので、スキャナーで保存方法をGIF データ形式を インターレスにして取り込む。(これが後で問題になる) 画像の保存方法として、JPEGはこれまでメニューとか年賀状を作る時に使った経験上 馴染みがある。GIFは初めてだけど何となくインターネットっぽくて、これで保存する。 FrontPage 本の最後のに「ホームページ作成に便利なURL集」があって、アイコンの所に 「牛飼いとアイコンの部屋」とある。 http://wakusei.cplaza.ne.jp/ushikai/index.htm 名前の前後のミスマッチがおもしろい。ページを開いてみると、実に素晴らしい! 非常にこまめに、コツコツとやってる人がこの世界に入るんだと感心する。 丹誠込めたアイコンを、この人はフリーでダウンロードしてお使い下さいと オープンにしている。インターネットの王道をいってる人だと思う。 GIF画像がとてもかわいいので、ただでは悪いので CD-ROM の通販を申し込む。 (WEB版、1700円)4日で到着。
  5月20日  2っのソフトでHTML文書の作成 FRONTPAGEで画像の張り付けをしてみるにどうも思うようにいかない。 左かセンターか右側にしか張り付けられない。コメントを付けるのにも一苦労。 一太郎の方が簡単で、ふつうの文書を作る感覚でやれる。ただ、画像の横に文字を 入れられない、特別な技術が必要みたい。しかし1日でトップページを含めて 5ページのHTML文書ができた。写真だらけだけど。 写真だらけのページには問題がありました。(友人のアドバイスによる) 保存方法をGIFでやってましたけど、これは圧縮していないのでものすごく重たい ホームページになってしまいます。せっかく見てもらってもなかなかダウンロードが 終わらず、「電話代高くつく〜」ということです。 その点JPEGは圧縮が調節できて、画像品質は若干落ちますがダウンが早く終わり、 いらいらしないで済むということです。
  5月21日  フレームセット 左にメニューがあってそれをクリックすると右側が切り替わるやつ、 フレームセットというらしい。 FrontPageは対応してない。一太郎10には「HTMLフレーム編集」というアイコンがあって それをクリックすると設定画面が立ち上がって割と簡単にセットできる。 左右にそれぞれのページを割り付けて「ブラウザで確認」のボタンを押すとIEの画面が 立ち上がり、いかにもインターネット画面のように左右にページがあって、 スクロールバーなんかもついたりして目の前に現れる。”らしくなったぞ”とほくそ笑む。
 
しかし!ここで気を付けないといけないのは、一太郎上で 各フレームにファイルを張り付けると、そのファイルの URL が C:\ディレクトリー名/ファイル名 になります。 これはパソコン内の場所の指定であって、このままサーバーにアップするとサーバー内の 場所ではないため、ブラウザでは表示できないことになります。 「ブラウザで確認」のボタンを押してIE画面で見れて悦に入ってても、それはインター ネット上ではないことに私は後になって気づきました。 一太郎ではそこまでの事はしてくれません。HTMLタグの編集ができないのです。 FrontPageも、前述の通りフレームセットに対応してないため、表示されませんでした。 そこで雑誌の付録CDROMにあった EmEdior というテキストエディターで C:\ディレクトリー名 の所を、ネット上だからドメイン名を書けばいいんだと思い http://www.trombonecoffee.comに直しました。 そしたらうまくいったのですが、これがまた素人の浅はかさで、面倒な事をしてるんです。 又又後になって知ったことですが、これは 絶対パスといって間違いじゃないけど、 ふつう 相対パスを使うそうです。書き方はただファイル名だけでいいそうです。 同じ事がリンクの張り方でもいえます。
  5月22日  ハイパーリンク、ターゲットフレーム 一太郎で左フレームに目次を張り付けて、項目ごとに「ハイパーリンク」を設定した。 ひと通り終わっていざクリックしてみると、同じ狭いところにリンク先が現れた。 右フレームに出すにはターゲットを設定しないといけないらしい。 ところが一太郎にはこの機能がない! FrontPage の「ハイパーリンクの設定」ダイアログにはこの機能があって、マニアルに ある通り、ページをすべて開いてリンクを設定、target も右側になるように設定。 (これも後で分かったことだが)パソコン内で開いてるのでやはり URL が C:\ディレクトリー名/ファイル名 になってるんですね。 サーバーにアップした後、リンクしてるはずの所をクリックしても身動きひとつしないし、 フレームセットでは「表示できません」となるし、やっとトップページが出たと思ったら うんとも寸とも動かない。 これもやはり相対パスで設定しないといけなかったのです。
おまけにこいつはブラウザと連動していなくて、いちいち終了しないといけない。 実に面倒くさい。 2っのソフトとも一長一短で、本を買うだけで済まそうとケチッたのがいけなかったか! 最初から数万円出して最新のホームページビルダーを買うべきだったか。 自分の無知を棚に上げてソフトのせいにする。 ぶつぶつ独り言を言いながら、プロフィール、グループ、セール、限定、の4枚の テキストページを作る。セールと限定は注文フォームになるんで難しそー。 どうするんだろう。 Perl5という言語で書かれた CGIアプリケーション というのが必要らしい。 とりあえず、タイトルと前口上だけで 注文フォームは工事中にしておく。
  5月24日  トップページにアクセスカウンターを付けないと どこのホームページにも、”あなたは何人目のお客様です”というカウンターがある。 あれはなんとしても付けとかないと。 とりあえずインターネットで教えを請おうと思い CGI を検索、「とほほの CGI 入門」 というのがあった。これ又名前に惹かれた。 http://wakusei.cplaza.ne.jp/twn/wwwcgi.htm  ここ数日私自身「とほほ」状態である。 通販コーナーが見あたらなかったので、早速すべてのページを印刷。それにしても、 「牛飼いさん」といい、「とほほさん」といい、wakusei.cplaza の方は親切なようだ。
5月25日  アクセスカウンターを付ける 「とほほさん」の説明書に基づいて、0〜9のGIF画像を揃え gifcat.pl、wwwcount.cgi をダウンロードし、wwwcount.cnt等 3っの中身は空のファイルを準備、 すべてが揃ったので恐る恐るサーバーにアップロード。なぜかというと説明書によると CGIプログラムによってサーバーがダウンしたこともあるような事例が書いてある。 最近キーボードのたたき過ぎで、右腕が腱鞘炎気味なのでクリックする右指が震えそう。 さてIEを立ち上げてみると、我がトップページのど真ん中に へそのような X点 (表示されませんマーク)が着いてる。 何じゃこれは。やっぱりな〜、簡単にはいかんわな〜。
5月26日〜29日  原因追及の4日間が始まる。 間違えそうなところのチェック。 1.wwwcount.cgiプログラムの1行目の記述、#!/user/local/bin/perl を   「プロバイダーの環境に合わせて変更してください」とある。   JustNetの説明書を見ると、#! /user/local/bin/perlとしてあって、どう見ても   #! と / の間にスペースがある。   サポートセンターに電話確認すると、女性はいかにも大したことじゃなさそうに、   「印刷の関係でそのように見えますねー、スペースは入れないで下さい。   他のメンバーさんのとこもカウンターは設置してらっしゃるんで、動くはずですけど」   とそっけない。   だいぶ疲れの溜まって来てる私は「老眼を更に点にして間違い探ししてるじゃー、   いい加減な印刷するなー」と、言いたかったがさすがに言えなかった。 2.wwwcount.cnt、wwwcount.dat、wwwcount.accの3っのファイルを中身は空で作った   つもりだが、空ではなかった。   一太郎でなにも書き込まないでそのまま保存すれば、中身は空のファイルになる   だろうと思い全くチェックしないでいたら、間違ってる。   文字化けしててよく分からないが、一太郎のドキュメント情報だろうか入ってる。   あわてて削除し保存し直す。 3.パーミッションの設定、これまで WS_FTP の2ウインドウタイプを使ってきたけど、   これはひとつのファイルを例えば755に設定すると、全てが755になってしまう   「とほほさん」はファイル毎にパーミッションを違えて設定するように書いている。   WS_FTP はこれができない。   月刊誌の付録 CD-ROM に Nextftp があった。使ってみると、これはファイル毎の   設定が可能だ。今後 このソフトを使う事にしよう。   それにしてもカウンターが表示されないのはパーミッションのせいではないようだ。 4.4日間あらゆる事をチェックするが、うまくいかない。疲れは最高潮!! 5.このプログラムがほんとに Perl バージョン 5 で書かれてるんだろうか等と、   勝手にダウンロードしておいて「とほほさん」を疑ってしまう。
5月30日深夜  wwwcount.cgi をダウンした後の処理を間違ってた事に気づく。 本体をダウンロードフォルダに後生大事にしまっておいて、コピーを使っている。 何かの本に書いてあったことだけど、この種のファイルはダウンし解凍した後そのまま 使わないといけないらしい。(なぜか分からない) 先にアップした wwwcount.cgi をサーバー内で削除し、これと差し替える。 IE を立ち上げ、我がページを開くと・・よっしゃーOK!! ちゃんと所定の場所に 木の下に 数字が並んでる。 000001、感動的な数字が並んでる。 苦しんだ割にはあっけなくも、かわいいカウンターが付いたぞ。 何とか5月中に8割方できあがった。後は掲示板と注文フォームの2ページだ。
  FTPソフト アップロード JustNetの説明書にはWS_FTP の4ウインドウタイプをインストールから説明してあって、 前述の通り月刊誌も買ってCD-ROM から取り入れたら、2ウインドウタイプだった。 どこを探しても4ウインドウタイプはない。 マニアル通りの物が揃わないと安心できない僕としては、ひやひやものであったが 仕方ない。HTML文書は問題なくアップできた。 それにしても、指示書の文句「public html というディレクトリの下に転送」とか 「public html というディレクトリの中に転送」とか、実にややこしいし分かりにくい。 ここでいいんかいな〜。もっとはっきりした表現ないか? WS_FTP は普通のHTML文書のアップには問題なかったが、CGIプログラムをアップする際 パーミッションという書き込み権にを指定しなければならない。前述の通り、WS_FTP は ファイル毎の設定ができない。 アクセスカウンターは、よそからいたずらする奴はあまりいないと思うけど、掲示板は キッチリ設定していた方がいいのじゃないか、その点、Nextftp はファイル毎の設定が できて安心だ。これはシェアウェアーで2000円、WS_FTP はフリーウェアーだけど お金を払った分の値打ちは有りそう。
  5月31日  掲示板を作る インターネットを見てるとレンタル掲示板というのもあるが、これじゃー勉強にならない 更に、このプログラムも CGI だ。 カウンターで大変な目にあったんで、CD-ROM 付きの本を買う。 「自分でオリジナル掲示板を作ろう!」(増田若菜著) もう一つ、HTML に強くならないと、どうしようもない。 「HTML,JavaScript,スタイルシート,ホームページ辞典」(アンク著)も買う。
6月1日  5月中に終わらなかった。       何とか6月2日(息子の誕生日)中には掲示板をアップせねば。 増田さんの本はとても分かり易い。付録CD-ROM にサンプルが色々入っていて、 好みに合わせて組み替えができる。とりあえず「我が家の猫自慢」バージョンで、 ツリー形式のリストが表示されるので作る。タイトルを「Coffeebreak らくがき帳」 にする。よく喫茶店にあるノートで、うちでも最初の頃店においてあった。 付録CD-ROM にあった ViVi というエディタソフトはとても使いやすい。 ViViでサンプルのHTMLタグを書き換えながら「ブラウズ」ボタンで確認、 なんかいまいちしまりがないけど、時間がないのでとりあえずこれで行こう。
6月2日  掲示板用のCGIプログラム アクセスカウンターで痛い目に遭ってるので、今回はできるだけ触らないようにする。 最初の1行目と、表示書き込み件数を100に、リスト表示数を10に、書き込み最大容量を 50000バイトに変更する。この他は一切変更しておりません。うまく行きますように。 サーバーにアップ!・・・IE にて我がホームへ・・・掲示板をクリック。 緊張の一瞬、ロードに結構時間がかかる。OK! Coffee Breakらくがき帳がでてきた。 早速テスト投稿、リストにも本文欄にもちゃんと書き込みできた。 しかも本文の文字色指定もOK。更に性別欄も男の子、女の子のかわいらしいアイコンが 出ている。これも勿論「牛飼いさん」の作品。 やっとできた〜。なんと1時過ぎてる、しかし待てよ、 アメリカはまだ6月2日じゃないか。厚志に電話しよう。